神々の鎮座まします霧島の山々を宮崎県の側から眺めます


by ai-bannri
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10日目 4月20日

耳元でラジオが体操をしているのに母は静かだ、もしかして昨日の10時から起きなかったのかな。
そんなことはあるまいとトイレに行ってみると汚れも無い。
トイレの長い間合いが復活したのか?それとも独り言も言わず杖の音をやかましくもせずにこっそりとしてくれたのか、もしくは自分が疲れ果てていたのか。

どっちでもいいや。
おはよう!
「あ、気がつかんかったよ。ごめん!」
(いやいや、有難いんだってば)

AM6:35 きんかん湯150cc どら焼き1/4

7:30 朝食 プレーンなオムレツ、焼き野菜、りんご。ヨーグルト 食パン1枚 蜂蜜とジャム

9:00 耳鼻科に行く。 耳垢を取ってもらって聴力を調べてもらう。
母は障害者6級ほどの聴力らしい。
ゆとりがおありなら右のほうに補聴器をつけられたら良いでしょうね」

うわ!
一目で貧乏人と判断されたな!(ノ^_^)

待合所で「ごくせん1」を読んだ。おもしろい。漫画のほうが面白い。
終わって車に乗り込んだら置いてあった携帯が鳴り響いている。
義姉のA子さんだ、圧迫骨折のことは伝えてあるので気遣ってくれた「私の父のときも大変だったわ、朝の5時ごろ呼ばれて座薬を入れに行ったりしたわよ」
母に、今の電話はA子さんだよというと電話の音が聞こえていないので怪訝な様子だ。
良かったね。電話があって、おかあさん。

実は昨日の朝、兄にお金の無心のメールを入れておいた、持ってきた25万円は底をつきかけているのだ。「5万円ほどお恵みください」
うんともすんとも言ってこないので無視されたか、そんなはずはあるめえ、おーい、ハンゲームをする前にメールを開けてくれ。

かえってみたら返事があった。「朝振り込みました」
ありがとうm(__)m
11:00 お茶 どら焼き1/2 煎茶150cc

13:00 昼食 昨日の残りの散らし寿司、水菜のおひたし、アサリの吸い物。りんご

ロックミシンを買ったままそれを乗せる台を作るところで、痛さのあまり止まっていた(忘れていた)
ギブスをはめたので出来るかもと、足になるのはハンズマンで切ってもらっていたので、少しの鋸と、組み立てだ、しかしまだぐらぐらする、・・・今晩寝てから・・寝ながら思案しよう。

お風呂の介助は自分の身体への負荷がとてもきついので一日おきを申し出る。

その代わり、今日の散歩は、垂水の道の駅「湯っ足り館」だ。
2年前に出来た道の駅湯っ足り館は60メートルの日本一長い足湯が有名だ。敷地内には浴場も家族湯も備えた垂水温泉がある
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この写真の位置からは櫻島は見えないが、足を湯につけて海を見るとすぐそこに櫻島がある。

駐車場の端に車を止めて母に足湯まで歩いてもらう。散歩もついでにしてしまおうというのだ。
長い足湯に連れて行き靴下も脱がせてズボンを上げてそろりと入ってもらう。この数日湯の中でのマッサージをしていないのでまた足がむくんできている。
「ああ気持ち良い、ありがとう。ありがとう、鹿児島には良いところがたくさんあるなぁ・・・」
同じ言葉を何度も何度も繰り返している。
10分ほど足をつけていたら母の背中をずっと手で支えているので私の身体がきつくなった、そろそろあがりましょうとはいうもののあがるときは一筋縄では行きそうも無い。
「そーっと足を上げて・・・」耳の聞こえにくい人に話す大声を聞くまでも無くさいぜんから気にかけていたらしい若い女性ひとり、駆け寄ってきて「私がします」

大好きだ、このごろの若い人
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ごめんなさい。写真を取らせてもらったわ。
ありがとう、ありがとう
わが身のつらさに人の心のみにしみることかな

家からここまではおよそ30キロある往復して帰れば6:30

7:30 夕食 雑穀入りご飯、さばとたらの西京味噌付け焼き、ごぼう入りさつま揚げ、キビナゴの甘煮、自家製野菜のおひたしおかかまぶし、お味噌汁、デザートは枇杷
by ai-bannri | 2007-04-20 16:03 | 荒磯のうた