神々の鎮座まします霧島の山々を宮崎県の側から眺めます


by ai-bannri
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哲学の道

美人を作るのは水だという。秋田の水は美味しいとか、加茂川の水で産湯を使ったとか言うではないか。
ならば、京美人をはぐくむのは琵琶湖の水だ。
山紫水明というだけあって湧き水も豊富だが上水道は琵琶湖の水に頼っている。
京阪神はおおむねそうだ。
明治の初めに京都市は年間予算の何倍もの費用を費やして、三井寺のある長等山をくぐらせて琵琶湖の水を引いた。工事期間5年で明治23年完成。
大学を出たばかり21歳の田邉朔郎を技師に任命したのも英断だろう。
当時は日本の各地でお抱え技師の外国人が土木建築の指導に関わっていた。
夜学んでそれを昼使ったというからすごい。
写真は京都側のトンネルの出口。
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この水は蹴上の傾斜を利用して、電気を起こし、京都の近代化の助けになった。
水は二つに分かれて一つは南禅寺の境内を取って銀閣寺あたりへ北上し松が根のあたりで飲み水を採取され高野川にいたる。
もうひとつは白川あたりで鴨川に。
南禅寺近くの若王子から銀閣寺に至る疎水の道は「哲学の道」と呼ばれているd0038294_21353188.jpg
写真はいずれも京都水道局の公式サイトから

およそ2キロの道のりで、さっさと歩けば25分、道草を食えば何日もかかる・・・。




鹿ケ谷山荘の会食を終えて帰りは坂道を歩いておりた。
目の前に京都の町並み遠くに御室のあたりの双岡、その向こうには愛宕山が見える。
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同行の娘さんの着物は絣で帯は時代がかったレトロなかんじ。青葉もきれいな山道に良く似合う
途中に8月15日の送り火の場所に行く細い道が分かれていた

鼻緒が指に食い込むほどの坂道を用心しながら下り終えると哲学の道に出た
冷泉天皇の御陵のあたりだ。
桜もまだきれいなのでこのまま歩くことにした。
疎水の則面にはミツマタや馬酔木、山吹の花が咲いている
ハラハラとソメイヨシノの花びらがそよ風に舞う風情も良い
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この写真は「京都哲学の道案内」というサイトからお借りした
ここのサイトの写真はどれもとても美しい、ぜひご覧になって!

なお哲学の道という名前は哲学者西田幾多郎博士が京都大学にいた頃良く歩いたからといわれている。
銀閣寺よりのところに彼の碑がある
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「人は人、吾はわれ也、とにかくに吾行く道を吾は行くなり」

われわれの世代からみたら、当たり前に思える言葉が鞍馬石に刻んである・・・・・
by ai-bannri | 2006-04-18 22:14 | 旅行