神々の鎮座まします霧島の山々を宮崎県の側から眺めます


by ai-bannri
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さまざまなことを

葬式というものを初めて執行した

祖父母がなくなったのは中学のときだったので、一睡もせずに線香をたき続けた記憶ぐらいしかない。
姉と甥のときの思いは強烈で昨日のことのように語れる
父は長年行方も分からず弱ってから登場したので、やれやれという気持ちだった

義母は長年患っていたので義妹たちと万一のときは家族だけで、香典も受け取らないと決めていた。
少ししかいない親戚も当人たちが高齢でしかも病人だ。
弔電も断った、娘達の嫁ぎ先は不審に思っただろうが電話をして鄭重に、くどくどといい訳をして了解してもらった。
花と果物の供え物は少し多めにして棺にいっぱいになるように飾った
最近の写真は長患いで気の毒なほどやつれているので30年も前の写真を伸ばしてもらったらとても良い感じだった
何も友引の日にやることはなかろうと思ったけれど最近は諸般の事情であろうか自分達のほかに6組もあった
真言宗の僧侶の唱える経文は、よく聞いていると理解できるところが多く、この世の生を終えて冥界に行くための儀式の経典を読んでもらっているようだった

幼子も入れて14人の葬礼は寂しいけれど、心はこもっていたのだろうか
あやしてくれる大人が多いのにすっかり喜んだ赤ん坊のはしゃぐ声が交代劇をみるような一時でもあった
by ai-bannri | 2005-12-10 03:27 | 日記・あれこれ