神々の鎮座まします霧島の山々を宮崎県の側から眺めます


by ai-bannri

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7月のいけばな

金曜日はいけばなの稽古がある。
小さな旅行から帰ってほっとして、なんとなく時間を忘れてしまった。
隣の夫人に催促されて山の公民館に行く
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房のように実がついているのは「山ごぼう」
それに薄紫の菊3本 白2本の投げ入れ

山ごぼうといえば信州辺りに行ったときにみやげ物屋に並ぶ味噌漬けを思い出すが、あれはもりあざみの根で今日の花材とはまったくの別物らしい。
by ai-bannri | 2006-07-31 01:39 | 日記・あれこれ
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滋賀院門跡の境内を出て慈眼堂(天海僧正の廟)の前を通り歴代の僧侶の墓所を抜けて通りへ出ればそこも穴太衆の石積みの道がある。少し登れば東照宮やケーブルの乗り場があるが、名のある庭を見ようと旧竹林院に向かう。
広い駐車場が時には観光バスの訪れを語っている。

昼に食べた蕎麦のだしは程よかったけれど、歩くほどにのどが渇いてお茶が恋しいと思っていたら竹林院の受付に冷茶の案内があった。
拝観料310円、冷茶210円
庭の見える広い部屋に案内されて干菓子とお茶を戴く。
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坂本は比叡山の麓で里村だけれど、7月も終わりとなればことのほか暑い。
それが、どうだろう。ここはまるで別世界のようだ。
開放された広い部屋に風がふくともなしに舞い込んでくる。
よく冷えたお茶が甘露だ。

私たちはこの部屋に一時間あまりもただ座っていて小さな宇宙の中の微塵となった。


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日は差すのに少し雨が走って、赤いかさをぬらすと寺の女性たちが急いで毛氈も片付けて緑一色となった回遊式の庭を歩き自然林のように作られた林をたどって茶室を見た
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この茶室はとても珍しいものだ
入母屋造り茅葺(かやぶ)きで「天の川席」と呼ばれる珍しい間取り。二つの出入り口を設け、主人の両脇に客人が並ぶ様式で質素この上もない。
秀吉や家康も好んでここで茶会を開いたという。



旧竹林院
比叡山ふもとにある大津市坂本は、“門前町”として古来から大いに栄えてきました。歴史を今に伝える数多くの建物、遺跡が残され、一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
なかでも里坊は歴史の町・坂本ならではの町並みをつくっています。里坊は、延暦寺の僧侶の隠居所で、今も数多く残されています。旧竹林院はこうした里坊の一つです

<パンフレットより>
滋賀県大津市坂本5-2-13
 TEL 077-578-0955 
月曜日と12月26日~31日は休園
9:00~17:00
竹林院の詳しい写真はHP「四季おりおり」にくわしい
by ai-bannri | 2006-07-31 01:03 | 旅行

坂本 職人の技

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蕎麦屋の駐車場に車は置かせてもらって、店の人に教えてもらった道をとって滋賀院門跡に行く。
坂本は比叡山のケーブルの上り口だけれど、由緒のある神社や寺があり見所の多い観光地でもある。
緩やかな坂を歩く道の両側に穴太衆が積んだ石垣が続く
このあたりに住んでいた石垣積みの職人たちは穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれて各地の大名に呼ばれて城の石積みをした。
およそ30人が一組になって遠くは江戸城から小倉、四国の城の石垣も彼らの手による。
野面積みで自然石の形状を生かして大小の石を取り混ぜて積んである。
無造作に見えるがこれが崩れたのを聞いたことはない
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石には苔が生し、上に植えられた生垣はしっかりと根を下ろして渾然一体化して町並みの景観を高めている

滋賀院門跡は里坊のなかでも、格式が高く、比叡山の座主の老後の生活の場所だった
天海僧正のためにここが里坊として与えられ御所の建物を移した。
後水尾天皇より滋賀院の名を賜った。
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入り口すぐの間に掲げてある「亡己利他」の書
最澄は自著『山家学生式(さんげがくしょうしき)』のなかで「忘己利他慈悲極」と説き、これが大乗仏教の根本思想であり、釈迦が説いた仏教の原点だと考えた。
「もうこりたはじひのきわみ」と読む。
音だけを聞けば、最澄が説いた教えが現代人の思惑に変化しているようで面白い

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杉板の衝立に描かれている絵は江戸初期の狩野派のもの。
この寺はどの部屋も写真はOKでフラッシュも焚ける。
いいのだろうか?丸山応挙の絵だって目の前にある。

順路に沿って進んでゆくと部屋ごとに江戸時代の名手の手による襖絵や大ぶりの書がかけられている。
何の保護もしていないので今までの200年余で落剥したぐらいには年とともにかすんでいくのだろうかと余計な不安に襲われる。

左手の庭を見るとそこは「蹴鞠の庭」と案内がある
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もっと詳しい写真はHP滋賀院門跡に紹介されている
今は植え込みが多くて鞠などの遊びはとても危ないが、300年前は何もない庭だったのだろう。
60歳を過ぎてからすんだといっても天台座主の出自は高貴なものだ。
慣れ親しんだ遊びをしたり、見たりして楽しんだに違いない
蹴鞠
ボールを蹴って遊ぶのも、大和民族とアングロサクソンではずいぶん趣は違うと、あのサッカーの試合(中国:北朝鮮)の激しい場面を思ってしまった。

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現在でも延暦寺の大きな行事には使われる輿が置いてある
実は滋賀院門跡は明治18年に火災で焼けて御所から移した当初の建物は消失した。
里坊としてはもっとも重要なものだから調度類はお山からかなり移されたらしい。
江戸時代のものが多い。
この輿は200年ほど前に作られたもので10人がかりで担ぐんだそうだ。

小堀遠州の作の庭が見える部屋の一つに釈迦涅槃の図がかけられているが、川に泳ぐ魚まであるのは珍しい。
それに、さまざまな動物の中の「象さん」のユニークなこと!
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見たこともないものを描けばこんな風になる
by ai-bannri | 2006-07-30 07:30 | 旅行

坂本の蕎麦

草津の蓮をみて、昼時になったので、ここで軽い食事をしてもいいけれど、30分もかからないで坂本に行けるので、名物の蕎麦はどうかしら、ということになって琵琶湖大橋を渡って対岸の大津市坂本にゆく。
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名高い蕎麦屋の名前もうろ覚えだったけれどMさんは一度来たことがあると言い、ゆっくり車を走らせるとすぐに目に止まりたちまち屋号も思い出した
本家鶴喜蕎麦
ホームページを見ると二階の座敷は風情があるようだが、一階のテーブル席にする。
みんな「大名おろしそば」を注文する 1050円d0038294_1965134.jpg

えびのてんぷらはパリッと揚がっておいしかった。
先月の大山崎でのてんぷらより美味しいような気がする。

d0038294_19144244.gif本家鶴喜そば本店
滋賀県大津市坂本4-11-40
TEL077-578-0002
by ai-bannri | 2006-07-29 19:16 | 旅行

 7月28日 蓮のうてなに


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7月も終わりになり、月が明ければ店先には盆の飾りが並ぶことだろう。
冥界に住む人たちは出会いを楽しみにしているのだろうか。

蓮のうてなはどんな具合だろうと思う。
その答えがあるように広々とした琵琶湖の入り江いっぱいに蓮の花が咲いている。
それは、向こうの三上山の辺りまで届くかのような錯覚さえ覚えるほどだ


まえに神戸で食事をした時に草津の蓮の話題が出て頃のよい時に行きましょうねと約束していた。
中ごろ辺りを目安にしていたのだが4人の都合が会わなくてこの日になった。
ところが連日の雨で例年よりは開花が遅れたのだろうか、前の日に開花状況を見ると、満開に近いらしい


草津市立水生植物公園みずの森
〒525-0001 滋賀県草津市下物町1091番地 TEL:077-568-2332
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名神の勢田西インターチェンジを降りて湖岸道路にとり草津の烏丸半島へ向かう
神戸を9時に出て植物園に10時50分に着く
私は9時45分に拾ってもらった。
入園料300円、駐車場は無料

入り口近くの駐車場はすでに満杯で、夏休みのせいと思ったけれど、中には子供の姿はない。


d0038294_16371942.jpg門を入るとまずは鉢植えの蓮の花が出迎えてくれる。
細い茎に大ぶりの凛と咲く花






池があって回遊して花を楽しんでいる。d0038294_16515826.jpg
季節はずれの訪問者にも飽かせぬようにほかの花々もあるが、暑さに柏葉アジサイはドライフラワーになりかけている。

自分たちが入った反対側にも門があって、そこは広い蓮田に面している。
半券にスタンプを押してもらって外に出て、壮大な極楽浄土の光景を見た


レンコンや茎を折るとかすかに引く糸状のものがあるが、これを撚ると糸になるらしい。
絹糸よりも細いほそい・・・・
ただ、含まれるものは非常に少なくて、ここの広大な蓮池の全部をつむいでも手のひらに乗る鞠ほどの量しかならないという。

中将姫の根気に敬服・・・
奈良県の当麻寺に伝わる中将姫の伝説

また園内に戻り、コーヒーを飲んだ後、温室の睡蓮を見る
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by ai-bannri | 2006-07-29 16:46 | 旅行

メジロ

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自分で電話をかけて頼めば大体は来てくれるのだと、覚えて4歳になったばかりの次女の子は、かわいい声で「叔父さん」を誘い出す。
夏休みなので子達は一日中家にいるのだ。

後から行くわと先に頼んで、時間を見計らっていくと誰もいない。
幼子の守をしあぐねてどこかへ連れて行ったようだ。

次女がすんでいるのは1階で適当な広さの専用庭がついている。
買ったときはひどく荒れていて、植木バサミや鍬やくわを持ち込んで、小さな菜園を作ってやった。
茂みの中にスズメバチの巣があったのには驚いたものだ。d0038294_228975.jpg

珍しいうちは手入れもしていたが、子達の世話に忙しくなるとまた庭は荒れてきた。
ここのところの長雨で雑草は伸び放題、垣根のウバメガシも枝がせり出している。
娘の家ですることもないので庭の手入れをしていたら、
ちーちーちゅるるーとかわいい声がする。
羽の色もきれいだし眼の周りが白いのでメジロかな・・・・と
携帯電話を取り出して写真を取ってみたけれど、写ってはいなかった。

携帯電話のシャッターはちょっとのんびりさんだ。
ここぞというときに被写体に逃げられる。
子供も、鳥も。

ウエブサイトの写真を借りてきた
野鳥辞典
by ai-bannri | 2006-07-26 02:30 | 日記・あれこれ

肩の荷

鬱々と一週間が過ぎた
先週はあれこれと忙しかったけれど、今週はなにもなし。

原因はわかっているが、肩が凝って痛い。
両の肩に地球ほどの(オーバーか?)荷が乗っかっているみたいだ
眼の周りも重たい。
パソコンのし過ぎやんか・・・と言われることはわかっているので独り言も言えない。
体調の不具合で医者に行けば「加齢です」・・・華麗ではない・・・・
「体重を減らして」とワンパターンかツーパターンなので歯医者以外にはそっぽを向いてから13年ほどなる。
献血で分かるデータしか知らない。

我が家の取り柄は病気をしない事だ。
風も引かないし。怪我もしない。
実家の母も肋骨が折れたと大騒ぎしたらしいが4日後には火曜日のメニューの「寿司」を作っていた。
痛みは感じないらしい・

だから、姉が31で死んだのは今も信じられない
母曰く、「健康と寿命は関係ないよ」



昨日は長者が帰宅して披露宴の席次の記入をしたりする
うなぎチラシを作って夕食

今日(土曜日)は次女の買い物に付き合う予定だったけれど近所で済ましたというので、私もお中元を楽天で済ませた。

久保田の酒と、なだ万の珍味と胡蝶蘭、京都の葛きり。



もと富田 宮内庁長官のメモの出現でマスコミの話題が集中している
いわく、昭和天皇もA級戦犯の合祀には心よしとおもわれていなかった・・・・

最近の皇室がらみの報道を見ると、皇族の側近たちはべらべらと、まるで井戸端会議のようにしゃべりすぎるとおもう。
禁裏のなかはベールにつつまれてうかがい知れぬところが良いのだ。
雅子様の日常もなぜ早々に週刊誌の知るところとなるか。

天皇とその後一家のなされることは祈ることだとおもう。
国家と国民の安寧を祈ることだ。
仮に打ちとけた側近のいるところであのようなお言葉があったとしても、聞いた人は書くべきではないし、ましてや外に出すものではないと思う。

時が移れば価値も移ろうものだ。そのときそのときの思惑で語られるものではないだろう。

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新聞にでて大騒ぎされているのは赤い線の下の部分である
本物か否かの議論になっていくであろう
このスクープをものにした日経新聞はその日自社の社員のインサイダー取引大問題になっていた。
意図的なものを感じる
by ai-bannri | 2006-07-23 00:52 | 日記・あれこれ

さわやかな笑顔

検査入院程度の病状なら、墓参などの用を済ませて昼ぐらいに見舞いに行くつもりだったけれど、病状は思わしくないというのを聞いて、気が急いてしまった。
しかも、高速に乗る前にガソリンを入れるのを失念してしまって、10キロも走らぬうちにオイル切れのランプがついた。
まだ高速道路は30キロぐらいある。
ここでエンストしたときのことを思うだけで冷や汗が出てきた。

門真を過ぎたあたりでいったんは降りてガソリンの補給をする
1リットル133円だった。
ここまでくればまた高速に入るのも、なんだかなあと並行してある中央環状線をゆく。

墓は後回しにして病院に行く。
義兄はICUにいた

意識ははっきりとしていて、横に付き添う夫人にあれこれと指図をしている。
適当に返事をしている夫人の額は汗で濡れている。
エアコンは行き届いているのに、気苦労だろうか。

甥ともう一人若い娘がいた。
甥の妹で、初めてのような気はしない。
義兄の妹の若いときの面影がある。
父親似だ。

周囲の大人の思惑を気にしながら少女の時を過ごしたのに
このさわやかな笑顔。
ひかえめで礼儀正しい。

私たち二人は先に病人に暇を告げて帰途に着き、後回しにした墓参りに付き合ってもらった。
この笑顔もあの額の汗もみんなお姉さんが死んだことから始まっているのよ。
生きているいい人たちを困らせないでね。
守ってね、命をつないでねと頼みながら花を供える。

あと、神戸まで送る。
六甲の山を黒い雲が覆い、やがては激しい雨となった。


次女からの連絡
[先々週に私の家でダイニングのいすからおばあちゃんがが落ちた時、何事もないようだったのに
「肋骨が折れていた」んだそうよ。
お母さんにいうと心配するから言わなかったらしいよ。]


実家に電話をして明日を約束する。

すぐ痛くならない骨折なんてあるんだろうか?
by ai-bannri | 2006-07-16 22:47 | 荒磯のうた

祈り

知らせがあって、姉の夫だった人が難病に罹って重篤だという。


姉の死後、いくらもたたないうちに再婚を強要されて、忘れ形見をいつくしんでくれたその人を、思春期のさなかに離縁して気のすむ人と一緒になった「義兄」を少し醒めた目で遠くから見ていたけれど、こんなことになるなんて。


願いはひとつしかなかったのに。
姉の分も長く生きて欲しいと思っていた。
生みの親は一人しかいないのだもの。

なくなった人のことを思うと、最近はドラマにも流さない涙があふれてくる。
姉と同じ時間を過ごした人は愛憎の区別なく長く生きて欲しい。
忘れないで欲しい。
たとえ塵ほどであったとしてもその人の思い出の中にあるならば、

見ているならば、お姉さん。おねえさん
助けてあげて。
by ai-bannri | 2006-07-16 00:03 | 荒磯のうた

7月のいけばな①

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リアトリスだけの格花
9本のうち体とその添えで4本、用と添えで3本 福が2本で、体・用・福を結べば二等辺三角形になる




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リアトリス
学名 Liatris spicata
和名 キリンギク
英名 gayfeather
流通名 リアトリス
科名 キク科
属名 リアトリス属
性状 多年草 用途 小~中鉢、花壇
原産地 北米東
by ai-bannri | 2006-07-15 15:45 | 日記・あれこれ