神々の鎮座まします霧島の山々を宮崎県の側から眺めます


by ai-bannri
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修学旅行の出迎え=茶室の話題

お茶の稽古の生徒に小学校の先生がいる。

1日はやはり運動会だったということで、その話題が出た。
私は十分に感動したのだが、彼女は毎年のことなので無事にひとつの行事を終えた、といった感じであった。
秋の学校行事の話から修学旅行の話題になった。
娘たちの小学校の修学旅行といえば忘れられない思い出がある。

長女は岡山市内の生徒数500人ぐらいの当時なら中規模の学校にかよっていた。
修学旅行は関西方面だったけれど秋も終わり近いころで、帰るころにはとっぷりと日暮れていて誰が誰やら見分けはつかなかった。
親はてんでにわが子の名前を呼び子達はおかぁ~さ~んと返事をするが親子で200人近い雑踏の中で子供を受け取るにも時間が掛かる。
修学旅行の迎えなんてそんなものだと思っていたが。

次女は大阪の学校で広島に行った。
生徒数も多く1300人ぐらいの小学校で6年生は270人ぐらいいた。
念のために懐中電灯を持参したが、子供たちの乗ったバスが近づくと学校中の明かりがともされて校庭は昼のように明るくなった。
教室の明かりがナイターの照明のようだった。
端っこのほうから自分をめがけて走ってくる娘が見えた。

私は感激した20年近い前の話をたびたびするが、大阪の人はそんなものだと思っているらしい。

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10月のみの茶の点前、「中置」
秋の気配とともに水差しを客から遠ざける配慮をする。
棚は使わず「お運び」となる。

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中秋の名月が近いので干菓子もそれにちなんで月と兎、早めの紅葉が色を添える




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花はしゅうめい菊、紅白のミズヒキ、ホトトギス。ムラサキシキブ、ヤハズススキ
軸は「掬水月在手」

 掬水月在手  水を掬すれば月 手に在り
 弄花香満衣  花を弄すれば香は衣に満つ
by ai-bannri | 2006-10-05 12:25 | 日記・あれこれ