神々の鎮座まします霧島の山々を宮崎県の側から眺めます


by ai-bannri
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全国煎茶道大会―黄檗山万福寺

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万福寺は中国から渡来した隠元禅師が1661年に創建した禅宗の寺である
明の時代の寺の特徴が見られる。
今日は悪天候で本来ならば庭で行われる茶席が回廊のあちこちに移動した。
この写真を写した時は晴れていたが。
今年の新茶を寺の開祖に献上する式も本堂の前の庭に台をこしらえて厳かに行われるものを雨のためにこれも本堂前の廊下になっていた。
当番に当たっていた「美風流」の方々は本当にお気の毒だ。


今日は3席分の券を持っている
まずは
あまり並ばなくとも入れる所を探して禅堂書院の「黄檗掬泉流」の茶席に行く
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家元らしき男性と年配の女性が見守るなかにお弟子さんがまずは1煎の手前






床の間には5代高泉禅師による「心空及第帰」d0038294_23221193.jpg
耶律楚材の「湛然居士文集」にある

本欲心空及第帰、暮請晨参唯一志。
 もと心空を欲すれば及第して帰る、暮請晨参 唯だ一志。

からとったんだろうか。
花は大山レンゲ 飾り物は如意と念珠

菓子はてっせんをかたどったもので押さえた甘さが心地よい
錫の茶托に赤絵の茶碗、ほんの少しの煎茶は苦味など感じさせない。
ああ、もっと欲しいと思う頃2煎目が入る。

分かってはいるんだけれど・・・・こんなんじゃ物足りないよ~
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法堂の中に静岡の静風流の席があった
堂内は薄暗く古寺のムードが漂っている(この寺は古くは無いが)
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ここも赤絵の茶碗に
静岡らしく菓子は富士山をかたどってその名も「駿河路」

この席は野点風で飾ってある花もドウダンツツジや野の花を盛っている、「滴水」とかかれた扇子の下には花筏
ここのお茶は静岡の老舗のお詰めで2日前に届いたといっていた。
しっかりと蒸された味がする。

雨もすっかりやんだので、庭の中の茶席を予約して「おしのぎ券」をもって点心弁当をもらいにいく。
といっても中身はお寿司と簡単な煮物。


3席目は予約してあった方円流だ
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朝の空が嘘のように日差しがきつくなってきた。庭にしみた雨水に蒸されているような気分だ

道具や花の説明を詳しくしているようだけれど声が届かない。結界に使っている竹は、寸詰まりの孟宗竹をズバッと割ったようなのが面白い。
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飾られた花も初夏のみずみずしさで夏の茶席に良く似合う
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写真の左は花、右は急須と茶碗



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「山門を 出れば日本ぞ 茶摘み唄」 田上菊舎尼
有名な俳句にあるようにここは中国風の寺だ回廊にある大きな木魚は今も時を知らせているらしい。
d0038294_21401955.jpg今日はその中国風の寺院の中で日本の煎茶の作法をタップリと見せて貰った。

いつもよりは人で賑わう万福寺を後に宇治にある朝日焼きのギャラリーに向かった。
by ai-bannri | 2006-05-21 00:02 | 日記・あれこれ