余呉湖-「水上勉」の情景
2006年 04月 21日
若い頃によく読んだ水上勉の小説は魅せられるものもあったが、読むほどにやるせなくなった。
主人公は女も男も、あまりにつらい、哀しい。彼らがいる場所も陽は当たらない。
努めればやがては花が咲くなどという言葉は無縁のひとがかくもおるものかと思うほどに切ない気持ちになった。
若狭や琵琶湖の奥辺りを訪れたときに、晴れておればどことも同じ明るい日差しをみてほっとしたものだ。
作品「湖の琴」(うみのこと)はこの湖のほとりの琴糸を紡ぐ農家に若狭からやってきた女の物語だ。
いまどきはこんな女の生き方はじれったい。1966年に映画化されてからテレビドラマにもなっていない。
「湖の琴」のあらすじはgoo映画「湖の琴」に
写真は国民宿舎からみた余呉湖、はるか向こうの山は雪を被っている。
あの山を越えれば越の国だ。
琵琶湖を隔てている山は賎ヶ岳だ。450メートルほどの山だが案外に険しくてこんなところで武具に身を固めて合戦の指揮をとり自ら切り込むのは難行苦行であったろう。
北摂の名将中川清秀はここで戦死している
いまどき賎ヶ岳の合戦とか七本槍などというてもピンとは来ぬだろうが自分達の町には中川清秀ゆかりの人も住んでいるのでなんとなし他人事ではない。
良く整備された湖沿いの道路のはたに大きな柳が見える、羽衣伝説の天女の衣掛けの柳だ
主人公は女も男も、あまりにつらい、哀しい。彼らがいる場所も陽は当たらない。
努めればやがては花が咲くなどという言葉は無縁のひとがかくもおるものかと思うほどに切ない気持ちになった。
若狭や琵琶湖の奥辺りを訪れたときに、晴れておればどことも同じ明るい日差しをみてほっとしたものだ。
作品「湖の琴」(うみのこと)はこの湖のほとりの琴糸を紡ぐ農家に若狭からやってきた女の物語だ。
いまどきはこんな女の生き方はじれったい。1966年に映画化されてからテレビドラマにもなっていない。
「湖の琴」のあらすじはgoo映画「湖の琴」に
写真は国民宿舎からみた余呉湖、はるか向こうの山は雪を被っている。
あの山を越えれば越の国だ。
琵琶湖を隔てている山は賎ヶ岳だ。450メートルほどの山だが案外に険しくてこんなところで武具に身を固めて合戦の指揮をとり自ら切り込むのは難行苦行であったろう。
いまどき賎ヶ岳の合戦とか七本槍などというてもピンとは来ぬだろうが自分達の町には中川清秀ゆかりの人も住んでいるのでなんとなし他人事ではない。
良く整備された湖沿いの道路のはたに大きな柳が見える、羽衣伝説の天女の衣掛けの柳だ
by ai-bannri
| 2006-04-21 21:44
| 旅行