神々の鎮座まします霧島の山々を宮崎県の側から眺めます


by ai-bannri
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イタリア紀行ー円空仏のようなピエタ

ヨーロッパの朝食はパンとコーヒーのような飲み物だけだと聞いていたし、期待もしていなかったけれどフランスパンとは一味違う「イタリアパン」のほかに菓子パンのようなもの、オートミールや、チーズハム、飲み物も何種類かあって、フレッシュジュースは美味しかった。
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外に出ると二日ほど前に雪だったのかあちこちにかき集められた小山が見える





バスに乗り「ドォオモ」とスフォルツェスコ城」の見学に。
車窓からミラノの住宅群を見てやがて街の中に入っていく。
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あの変な広告はなんだろ?







ヴィスコンテイ家の居城として建てられた城をミラノ公フランチェスコスフォルツァが改築レオナルド・ダ・ヴィンチらも参加して1466年に完成させた。
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この日は美術館は休館日で見ることはせき無かったが、ミケランジェロが亡くなる3日前まで彫り続けた「ロンダニーニのピエタ」は有名で、写真を見ると後からバチカンで見たピエタと比べるとすべてをそぎ落とした簡素な中にマリアの悲しみの色を見る。飛騨にある円空仏のような・・・イタリア紀行ー円空仏のようなピエタ_d0038294_0485457.jpg


大阪市はミラノと姉妹都市なので昨年はこの城で薪能が催されたらしい。

壁面にある多くの彫刻は能舞台の良い演出となったであろうか



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下はバチカン・サン・ピエトロ寺院のピエタ



イタリア紀行ー円空仏のようなピエタ_d0038294_1551157.jpg少し歩いて世界で一番古いアーケードを見る。
路面のモザイクと天上のステンドグラスがすばらしい。
マクドナルドのMのマークだって黒だ。イタリア紀行ー円空仏のようなピエタ_d0038294_15513964.jpg






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アーケードの入り口あたりは広場になっていて、それに面してオペラの殿堂「スカラ座」がある。
建築当時はハプスプルグ家のマリアテレジアの支配の下にあったため外観は遠慮して質素であるが、内部は贅を尽くしているらしい。
世界の著名なオペラの初演が行われる。
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広場には異才の人ダ・ヴィンチの像がある
少し低いところにあるのは彼の弟子






14世紀の後半から19世紀後半まで実に500年もかけて作られたドゥモォは今また修復中で正面には工事用のテントが張られていたが135本もの尖塔を持つゴチック建築の建物は圧倒される。燃え盛る炎を表しているというイタリア紀行ー円空仏のようなピエタ_d0038294_0252084.jpg




教会は女性は帽子を取らなくとも良いが男性は被ったままではだめだ。
それに、日本人観光客の中には若いお嬢さんもいて、膝上の短いスカートでの入場は断られていた。ぴっちりとしたタイツははいていたけれど・・・。
神様はミニスカートはお気に召さないようだ。

フラッシュをたかなければ写真はいくらでも写せるのだが、いかんせん、腕が未熟で見事なステンドグラスの描写は失敗だった。
床にはここにはかつてここの司祭であった人の墓を表すモザイクがあった。


いくつも、いくつも

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我々は、高潔な人の墓の上を歩き回っていることになる
by ai-bannri | 2006-02-26 01:06 | 旅行